ブラジルのニオイ
今日は弟の車を借りてドライブをした。
碁盤の目のように整備された内陸工業団地の中をぐるぐる走る。
先週、出来たばかりの郷土資料館で町の歴史を知ったのだけど、この内陸工業団地は戦時中の飛行場だったと知り何とも複雑な気持ちになったところだった。
戦後の復興で出来たのがこの工業団地だったとは、知らなかった。
最初は地元の人々の労働の場だったのが、どんどん拡大し日本全国、そして海外からの人々が働く場所になっている。
なので、小学生の頃から南米系の子たちがクラスに何人かいるような町で私は育ったのだ。
大学に入って、ブラジル研修というのに参加し、1ヶ月半ほどブラジルに滞在したのだけど、その時に今から100年前に移民として海を渡った日本人が数多くいることを知り、現在は彼らの子孫が日系人として数多く日本で生活していることを知った。
自分の町に住む外国人はそんな歴史を背負ってるなんて、それまで全然知らなかった。
そんなことで町にはブラジルの衣類から食べ物を扱うお店があちこちにある。
今日はドライブがてら、前から気になっていたお店に行ってみた。
コンビニのような店内に入った瞬間、ブラジルの匂いに刺激され鼻孔の奥が全開になって、ブラジルでの楽しかった記憶がどっと蘇ってきた。
やっばいテンションが上がって顔がニヤニヤして、ふつうの顔に直らなくなってしまった。
懐かしい感じのお菓子とジュースを買って、店員のリカルド青年に「懐かしくて嬉しいです。ありがとう!」と日本語で興奮を伝えお店を後にした。
だけどもこの不況で真っ先に契約を切られてしまう人々のことを思い心が痛くなった。
どうか少しでも沢山の幸せがありますように。
そんなことで、私の中でブラジルという国はとても大きい。
出会った仲間、経験したこと、鮮やかな色…本当に大きい国だ。
もう一度訪れる日を夢に、お仕事頑張るぞ♪と気合いを入れたドライブでした。
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コメント
それで、今朝のお掃除ソングがセルジオ・メンデスなのですね(o^-^o)
投稿: miki | 2009/06/09 11:19
mikiさん
あはは、バレバレですね。
ブラジルのテンション継続中でした♪
投稿: カトサキ | 2009/06/10 09:49